好きなことだけで生きていく

そういえばホリエモンの本は読んだことがないなと思って読んでみたのが本書「好きなことだけで生きていく。」です。

本書の主張はすごくシンプルで、好きなことだけして生きていきたいなら、とにかく行動しろということ。具体的にはHIUに参加するといいよという宣伝が多分に含まれた内容でした。

著者がどのように考え、どのように行動しているかという内容を知るには具体例もあり良いのですが、全体的にステレオタイプに対する批判が強い。自分の考えを押し付けないとしながらも、自分の考えに反している人たちを理解できないと斬って捨てる語り口が少し気になります。

また、読者(HIUに参加していない人たち)は今現在好きなことをして生きていくことができていなくて、なんとか好きなことをして生きていきたいと思っている人だと決めてかかっているようにも感じました。なので、全体的にどうにも説教くさい。あえて想定読者をそのような人たちに限定しているのであれば、叱咤激励するために、あるいは奮起を促すために、そういう語り口にしているということも理解できなくもないですが、いずれにしても僕にとっては、少し期待とは違った内容でした。

本当に人生を変えたいと思っていて、飛び込んでみたい人には良い本なのではないでしょうか。著者自身もおせっかいだがそういう人に伝えたい熱意があると書いています。

 

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